シリーズ名古屋市 「栄地区グランドビジョン」NO4-セントラルパーク継松社長に聞く
写真
セントラルパーク継松社長
映像の解説の要約
セントラルパークの基本コンセプト
セントラルパークは、1978年に名古屋鉄道瀬戸線が栄町乗り入れることになり、その時に都市計画の一環として完成した地下街です。その時の考え方は、単なる地下街ではなく都市計画の一環として、地上の公園と地下街とは一体であるとの理念で作られました。現在もその考えをもとに運営しています。
今回、名古屋市が策定した「栄グランドビジョン」では、地上公園の活性化・再生などが課題となっています。 セントラルパークも地上と一体となった空間をつくりたいと考えていますので、地上と地下の人の行き来を促進し、 地上で公園を楽しんでいただいたあと、時には地下街でお買い物をされたり食事ができるような、ゆったりとした一日を地上と一緒になって過ごしていただけるような街になったらいいと思っています。
敷地は全体で約3万平米、店舗も100店あまりあります。都心の公園の下に、こんな大規模でしかも通路幅が8mもある 民間運営の地下街は、日本でも最後の地下街だと思います。
人に優しいくつろげる空間をめざして
2014年秋にリニューアルを行いましたが、お客様に心地よさを感じていただけることを第一に考えました。エントランスゲートや柱は人に優しい木目調にし、通路の照明もLEDに換えて気持ちの良い明るさをかもし出すことができました。その結果、店舗も前に比べて綺麗に見えるようになったと思います。単なる通路ではなく、街並みであることが表現したかったことの一つです。セントラルギャラリーは、市民の方、写真家、この地区の山岳会の人たちの手による写真や、絵画など文化の 香り高い作品を展示しています。
もちの木広場の再生
地上と地下との接点である、もちの木広場は南側に地下鉄の栄駅、東側に名鉄瀬戸線の栄町があり、さらに北側には名古屋テレビ塔がそびえている、たいへんいい吹き抜けの空間となっています。交通広場ということで、まさかの災害などの避難場所となっているので規制もありますが、地上と地下の一体化の象徴的な空間ですから、もちの木広場の再生は大事なポイントであると考えています。
アカリナイトの意義
久屋大通公園のテレビ塔エリアでは、アカリナイトを開催しています。セントラルパークも協力しています。アカリナイトはLEDの照明を使って冬の久屋大通公園を美しく飾り、市民の方たちに楽しんでいただこう思い開催しています。青色LEDは、2014年にノーベル物理学賞を受賞された、赤崎・天野先生を地元の企業が応援して実現しました。アカリナイトは、市民に楽しんでいただくことが第一義ですが、名古屋がLED発祥の地であることも、このイベントを通じて知っていただきたいと思っています。
写真
- テレビ塔から見たもちの木広場
- テレビ塔から見たもちの木広場
- もちの木広場から見たテレビ塔
- もちの木広場(セントラルパーク南端)
- 名鉄栄町駅(左)地下鉄栄駅(右)
- もちの木広場周辺地図
- セントラルパーク
- セントラルパーク
- リニューアル前
- リニューアル後
- リニューアル後のLED照明
- セントラルパーク北端
- 地下鉄桜通線久屋大通駅南改札口
- セントラルギャラリー
- アカリナイト点灯式
- アカリナイト点灯式
- アカリナイト
- アカリナイト
- アカリナイト
- もちの木広場周辺の夜景
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